バセドウ病の手術その2

また、手術する際の注意点などもありますので、ここでいくつかご紹介した
いと思います。バセドウ病の手術ですが、これは大きく腫れた甲状腺ホルモ
ン産生組織の一部分を残し、あとは切除します。これによって、自己抗体が
甲状腺を刺激したとしても、甲状腺ホルモンが過剰に出なくなります。
この手術のメリットとしては、甲状腺ホルモンの分泌がセーブできるので、
抗甲状腺薬は不要になることです。
ですが、この手術をしたため、将来的に、甲状腺機能低下症になってしまう
可能性が高くなることがデメリットです。再発する可能性もあります。もし、
機能低下になってしまった場合、甲状腺ホルモン剤を飲み続ける治療を行い
ます。
また、デメリットとして、手術のあとが残ってしまうことや、手術を受ける
際には2 週間以内の入院をすることがあげられます。それに、反回神経麻痺
になったり、副甲状腺機能低下症になったりするケースもあります。
もし、手術によって甲状腺機能低下症になってしまった場合でも、治療に使
われる薬、甲状腺ホルモン剤は、バセドウ病の薬である、抗甲状腺薬のよう
な副作用がないことがメリットでしょう。

その上、抗甲状腺薬を服用する治療方法のように、1 ヶ月から3 ヶ月の間隔
で病院に行き、検査を受けるのではなく、手術したあとは、1 年に1 回から
2 回だけ病院に行くことになるので、検査の回数が減ります。バセドウ病の
患者としては、病院に通う頻度がぐんと少なくなり、かなり楽になります。
バセドウ病の手術その2